青汁の主原料として有名な大麦若葉やケールに続き、注目の集まる明日葉(あしたば)は幅広い働きを期待できる万能野菜。
せり科の大型多年草となっており、葉を摘んでも明日には生えてくる(実際には一週間程度)といった理由から、「明日葉」と名付けられたくらい成長が早く、生命力が強い植物となっており、古くから健康素材として人気でした。
こちらの記事では、そんな明日葉について自分なりに調べてみた調査結果をまとめてみたいと思います。
目次
明日葉に含まれる栄養とは?
幅広い効果を期待できる万能野菜とだけありまして、実は見逃せない栄養がしっかりと詰まっている明日葉。
主な成分をみてみると、
ビタミン(ビタミンA、B1、2、3、6、12、C、D、E、K、葉酸、パントテン酸)、
ミネラル(カルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛)、
食物繊維、β-カロテン、
フラボノイドの一種(カルコン、クマリン、ルテオリン)など。
全体的な印象では、特にビタミンとミネラルのバランスが良い感じです。
いくつかの栄養についてピックアップしてみます。
カルコン
明日葉の枝を切ると、黄色い汁が出てきますが、その主成分がカルコンです。
カルコンは、美容や健康維持のために役立つ成分として、近年注目を集めています。
クマリン
クマリンは、特にセリ科、ミカン科、マメ科などの植物に含まれる香りの成分です。
クマリンは、カルコンと同じような働きが期待でき、毎日の健康や美容をサポートしてくれます。
大麦若葉やケールとの比較
他にも、食物繊維や亜鉛といった成分やビタミン類も豊富で、若々しい毎日に役立つビタミンEが豊富に含まれています。
青汁の原料としては価格が高めですが、栄養価の高い野菜です。
味は少し癖があるようですが、産地では普段の食卓にも並ぶことがあるようです。
他の野菜にはない栄養を豊富に含んでいる明日葉は、単体ではもちろんのこと、大麦若葉やケールなどの野菜とも一緒に摂取したい野菜になっているかと思います。
調べてみて『明日葉と大麦若葉』、『明日葉とケール』など両方が入っているものを探すのがベストだと感じました。
個人的にオススメな明日葉を使用した青汁
料理にも使用されているだけありまして、美味しさに関しては安心感を持って飲むことが出来る明日葉の青汁。
※大麦若葉と明日葉が主原料になっている青汁は美味しいですが、ケールが多く含まれている場合にはクセがあります。
明日葉で作られた青汁で個人的に美味しいと思う青汁を紹介しておくと、サントリーさんの「極の青汁」や、マイケアさんの「ふるさと青汁」が良いかと思います。
どちらも『明日葉と大麦若葉』を使用していますので栄養的にも満足。
特に味わいとして飲みやすくてオススメなのはサントリーさんの「極の青汁」になっています。
明日葉は食べられるの?
葉と茎は食用としても使われている明日葉。
料理レシピサイトのクックパッドで「明日葉」と材料名を検索すれば、様々な料理が出てきますので、美味しく食べられている野菜となっていることがわかります。
多少アクが強い野菜となっていますので、アク抜きは必要となりますが、おひたしや天ぷらなどは特に美味しくいただけるそうです。
青汁からだけでなく、普段の食生活に取り入れて頂くのも大切かと思いますので、ぜひスーパーなどでお買い求めください。
参考文献
・別冊すてきな奥さん 青汁が効く 主婦と生活社
・日経ヘルス 野菜で春こそ美肌&ダイエット